本店所在地を決めましょう
会社の設立のためには、会社の本店所在地を決める必要があります。いわゆる本社の住所ですが、会社法上は本店と呼びます。
本店所在地によって管轄する法務局と公証役場が決まる
本店所在地によって、定款の認証を受けられる公証役場、会社設立登記申請を行う法務局が決まります。
本店管轄法務局は、こちらから調べることができますので、事前に調べておきましょう。
本店所在地の都道府県内の公証役場で認証を受け、所在地を管轄している法務局に登記申請を行います。
定款に記載する本店所在地
定款に記載する本店所在地は、最小行政区画まででよいとされているので、そのようにすることをお勧めします。たとえば「東京都渋谷区」までとします。そうすると、渋谷区内での本店移転は、定款変更という手続を踏まなくてよいので簡単だからです。
定款変更は、株主総会の特別決議が必要なので発行済株式総数の過半数に当たる株主が出席し、その過半数の賛成が必要となるため、大変なのです。
定款という会社の憲法、つまり株主の利害に関係するようなことを変更しようとするのですから当然といえば当然です。
ところで、法務局にはもちろん変更登記申請を行う必要はありますので注意してください。